T-X
人間の女性の姿をした新型ターミネーター。
骨格を液体金属で覆ってあり、その骨格は外部攻撃に耐えるように強化されている。
触ったものに変身することができるため、状況に応じて胸の大きさも自由に変えることができる。
電話からデータベースにアクセスすることも可能で様々なデータベースが組み込まれている。
ナノテク・トランスジェクターを内蔵しており、機械をリモート・コントロールすることが可能。これによってターミネーターをも操ることができる。
T-Xはサイボーグ抹殺用に開発されている。つまり対ターミネーター用ターミネーターということになる。
T-850のような旧型タイプのターミネータではスピードもパワーも知性も優れているT-Xを破壊することは不可能であり、優秀な殺人マシーン。そのスピードは走る車に追いつくほどである。
様々な武器を両手に内蔵していて、必要に応じて使い分ける。最も使用頻度の高い武器はプラズマ砲だった。
液体金属のT-1000とは異なり、にやけたり驚くなど、表情は比較的豊かである。
Terminator3 Rise Of The Machines
送り込まれてきたT-Xはジョン・コナーを補足できずジョンの部下になる人々の殺害を始める。
ジムズバーガーではホゼ・バレッラを殺害。続いてエリザベス、ビル・アンダーソンを殺害する。
また、当然のように無関係の人間も殺し、ジョンを殺害するという任務が遂行できないと考えた時にはジョンの殺害を後回しにし、ジョンの部下の殺害を優先させる。
多くの武器を内蔵
「P31 Caustic Shells x231」「HDE-Predator(333b)」「Finite Rapid Cluster Guun」「.45mm Cascader」「Nano-Disrupter(.222mm)」「SUBauro Neutralizer(.444)」「IAD-CHemTech」を内蔵。
一つが破損しても代替武器として別の武器を選ぶことによって任務遂行をスムーズにする。
使用頻度からして、優先的に使用する武器はプラズマ砲であると予想できる。
豊富なデータベース
T-Xには様々なデータベースが登録されている。
大型クレーン車の運転方法、血液を舐めることでデータベースと照合し誰かを突き止める、殺害用のリストなど様々なデータベースが登録されている。
このデータベースを有効活用することで、効率的にターゲットを殺害することができる。殺害用のリストには22人が記載されており、到着後すぐに3人を殺害している。
柔軟な体
T-Xの体は柔軟に動くよう作られており、首が360度回転したり、腰が180度回転したりする。
対T-850戦では手足と頭が180度回転し、T-850に致命傷を与える事に成功する。
関節部分が360度回転するように作られているためこのような動きができると考えられる。そのためか、クリスタルピークでは両足が比較的簡単に胴体と引き離されてしまう。
液体金属としてのT-X
姿を自在に変えられる液体金属が骨格を覆っているにも関わらず、姿を変える頻度は少なく、ケイトとケイトのフィアンセであるスコット、洋服だけであればCRSの制服姿に姿を変えた3回のみである。
姿を変える際は、一度骨格が現れてから別の姿に変わる。
両手に内蔵している武器を使用する際は骨格があらわになり、骨格を覆っている液体金属の姿を見ることはできない。
T-Xの最期
T-Xは自らの足を引きちぎり、逃げるジョンを追いかけるが、T-850に捕まり不安定になった水素電池を口に入れられ消滅する。
その際焦っているのか骨格を覆う液体金属の形成が不十分な状態を見ることができる。
骨格だけの状態で奇声をあげながらジョンを追い詰めるのは最後の力を振り絞っているようにも見える。
T-Xはターミネーターの中でも奇声をあげるなど感情を表に出すのは珍しい。