ターミネーターの紹介

T-800

人間社会への潜入を目的とした人造人間で、殺戮マシーン。ただ命令を読み込むだけではなく物事を学習することもできる。
サイバーダインシステムズ モデル101シリーズ800が正式名称。
車の運転方法や銃の扱い方やデータベースが保存されている。また、故障した自分を修理することができる。
人間の声を模倣することができ、有用な情報を聞き出すためにこの機能を使用する。
動力源であるパワーセルの寿命は120年で、何かあった際に行動不能にならないよう予備電源が搭載されている。
人間の構造についてもデータベース化されており、殺すに至らないダメージの与え方や、効率的な殺害方法を選ぶことが出来る。また、戦闘の際に相手を負傷させているかを確認しながら攻撃することも可能。

筋肉、皮膚、毛髪、血液で外部を覆ってあり、骨格は超合金で装甲車並に頑丈。コンピューターで制御されている。
旧型のT-600は外部がゴムで覆われているため見分けをつけやすかったが、T-800は汗や息まで人間のそれと同じにできている。
そのため、外側は経年劣化し、時間と共に老化していく。毛髪に白髪が増え、皮膚にはシワがでるなど生体組織は人間同様の年のとり方をする。
生体組織には治癒能力もあり小さい傷であれば元に戻り、また腐敗もする。

取引も理屈も通用せず、同情、後悔、恐怖もない。そして絶対に諦めない。
下半身は歩くための手段であり、下半身がなくなっても上半身だけで動くことが可能。

人間では判断しづらいが、唯一犬がターミネーターの存在を見破ることが出来る。

The Terminator


2029年から1984年に送り込まれた際は裸の状態だったが、近くにいたチンピラを殺害し、強引に洋服を奪い取るなど手段を選ばない。
また、車のフロントドアガラスを割って車を強奪し、サラを追い詰める。
銃を手に入れる際はガンショップで店員に必要な銃を取り出させ店員を殺し全て奪っていく。

警察署には車で突っ込み無理矢理侵入するなど、サラを殺すためなら手段を選ばない様子が伺える。

実はギャグも言える?

ALAMOガンショップでT-800は必要な銃を挙げていくが、その際に「射程400のフェイズドプラズマライフ」と言う。
実はこの銃は未来の銃で、1984年には置いていない。
T-800のバグなのか、それともギャグなのか。店員にはサラッと流されてしまうが・・・。
T-800がギャグを言えると考えると、やはり潜入型の殺人機なのかと考えてしまう。

自分を修理する

カーチェイスの際に負傷したT-800はモーテルに帰り、自分を修理する。
うまく動かなくなってしまった右手を切開し、動きを調整。また、負傷した右目の眼球を繰り抜き、あらわになった赤いターミネーターの目をサングラスでフォローする。
もちろん皮膚の再生は追いつかず、腐敗してしまう。その腐敗した皮膚にハエがたかる。

Terminator2 Judgment Day


2029年から1994年のロサンゼルスに10歳のジョンを最新型のターミネーターT-1000から守るために送り込まれてきた。
前作とは異なり、洋服を奪う際には人を殺さず傷めつけるだけとなっている。また、夜なのにサングラスをかける。
35年後の未来でジョンがプログラムしなおして送り込んできたため、ジョンの住所を知っておりT-1000よりも早くジョンの居場所を掴むことに成功する。
1984年にスカイネットが送ったT-800に比べると、花束で銃を隠しながら移動するなど、人間らしい一面を伺うことが出来る。

人を殺さないと約束する

ターミネーターであるT-800は片っ端から人を殺そうとするが、ジョンに止められ人を殺さないと約束させられる。
最初は「自分はターミネーターだ」と言って聞こうとしないが、その後は必要に応じて足を撃ち、一人も人を殺すことはない。
サイバーダイン社襲撃時、取り囲んだ警官隊を追い払う場面では、「信用しろ」と言い残し、数多くの警官隊を一人も殺さず追い払う。

学習能力がある

T-800には学習能力があるが、集団行動時にはその機能はオフにされている。
頭に内蔵されたチップを取り出し、切り替えることで集団行動時にも学習機能をオンにすることができる。
ジョンとサラによって切り替えられた後は、車のカギのありかや笑い方などを学習する。
最後には人間が泣くという事を理解する。

補助パワーが内蔵されている

T-1000にやられた際に一度電源が落ちてしまうが、しばらく後に補助パワー(ALTERNATE POWER)が作動し再び行動を開始する。
自らの体に突き刺さった鉄の棒を引き抜いたり、的確にT-1000を銃撃するなど、恐らく補助パワーだからといってその能力が低下することはない。
なお、自分で自分を破壊することはできない。

Terminator3 Rise Of The Machines


ジョンの夢の中でのみ登場する。
ジョンの夢の中では非常に多くのT-800が跋扈している。
攻撃を受けているようには見えないが、威嚇射撃のようなものを行う個体もいる。

Terminator Salvation


最新型のターミネーターで、スカイネットセントラルで2018年に大量生産が始まった。
生体組織に覆われていなくても人間の声を真似て音声を発することが出来る。

かなり頑丈な骨格

生体組織は筋肉隆々であるが、炎に包まれて消失。これまでのT-800同様生体組織がなくなっても容赦なく標的を抹殺しようとする。
溶鉱炉から流れ出る溶けた鉄を浴びても問題なく動くことが可能。その後急激に冷却され、骨格が凍りついてしまうがその後も問題なく行動することが出来る。
首と胴体を切り離すことで初めて動きを止め、行動不能となる。

Terminator Genisys

敵としてのT-800

1984年にサラを抹殺するために2029年から送られてきた。
チンピラから服を奪う前に、既に1973年に到着していた別のT-800と対峙する。
レミントンを持つT-800相手に素手で戦いを挑む。優勢に戦いを進めるが、サラの銃撃に遭い一度は機能を停止する。
その後、T-1000によって再起動しカイルを追い詰めるが、カイルによって頭部を切断され完全に機能を停止する。

ソフトウェアのカーネルは4.92.384.42である。

味方としてのT-800

1973年、サラが9歳の時にビッグベア湖に行った際にT-1000の襲撃を受ける。
その時にサラの命を救ったのがT-800だった。サラからは「おじさん」と呼ばれており、人間的な行動を取るように訓練をしている。
1973年から11年経った1984年では、生体組織の加齢が進んでいる。2017年では更に加齢が進んでおり、顔のシワが増えていたり、頭髪が白髪になるなどしている。

人間らしく成長する

30年以上生活していたこともあってか、ジョークを言えるようになったり、サラが昔描いた絵や小さいころの写真を残しておくなど人間らしい一面が見えるようになる。
また、30年の間にサイバーダイン社の作業員として潜入していた程、人間社会に溶け込んでいたが、後に解雇されている。
一方経年劣化もあり、マガジンに弾をつめる際にうまくつめることができなくなるが、右手をテーブルに叩きつけその場をしのぐ。その時、自分で古くなった事を実感している。

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