T-1000
素材は擬似多合金(流体多結晶合金)で、液体金属。
製作時に予め標準的な人間の雛形が与えられる。
何にでも姿を変えることができ、声まで模倣する能力を持つ。
タバコの箱のような小さいものには姿を変える事はできず、自分と同じサイズのものにしかなれないが、床や鏡と一体化することは可能。
また、部品や薬品を必要とする複雑な機械になることはできない。しかし、ナイフ類などの金属にならなることができる。
コピーした人間は抹殺する。
銃撃を受けてもすぐに修復する能力があり、腕の一部をナイフ状にし相手を切りつけたり、指先を針のようにして相手に突き刺したりする。
場合によっては腕の先端を鋭利にした上で自分の腕を切り落とし、槍のように相手に投げつける事もある。
自分の一部を注入し、壊れたT-800を修復させる能力も持っている。
Terminator2 Judgment Day
服などは奪わずに丸々姿を変化させることができるが、何故か1994年に来た際は裸だった。
ロサンゼルス、6番街とサンタフェ通りの角に現れ、警察官を襲い、パトカーを奪う。その際スカイネットには情報のないジョンの居場所を警察の端末で調べている。
警察官になりすましたT-1000は、ジョンの家に行きジョンの写真を手に入れるが、この時ジョンの飼い犬マックスはT-1000に対して吠えていない。後にジョンの義母ジャネルに変身した際はひどく吠えられている。
表情を一切変えない戦慄の殺人マシーン
バイクで逃げるジョンを無表情で走って追いかける。
その後トラックを強奪しジョンを追いかける。用水路に逃げ込んだジョンを手段を選ばず追いかける。
トラックが壁にぶつかっても、急な進路変更があっても、車があっても、T-800による妨害があっても表情を変えずに追いかける。
まさに戦慄の殺人マシーンである。
冷凍からの解凍でシステムに異常が
液体窒素によって一度凍りつくが、復活。しかし、その影響でなのか変身能力が壊れてしまう。
溶鉱炉の近くで捕まった手すりに意図せず変化してしまう。これは液体窒素で急激に冷凍され、急激な熱によって解凍されたためと考えられる。
その他にも足が地面と一体化してしまうといった不具合が生じている。
最後は表情に変化も見られるようになる
液体窒素によって凍りついてしまったT-1000は自分の腕が地面にくっつき、取れてしまった際に大きく口を開けて驚いた様子を見せる。
また、最後にT-800にグレネードランチャーを撃たれて爆発した際にも大きく口を開けて驚いたような表情を見せてくれる。
溶鉱炉に落ち、壊れる際も今まで変身してきた人々に姿を変えながら、苦しげな表情をする。
Terminator Genisys
1984年に既にカイルよりも先にロサンゼルスにおり、1984年にやってきたカイルに日付を教える。
1984年に送り込まれてくる描写などがないため、1973年にサラをビッグベア湖で襲ったT-1000と同一のT-1000とも考えられる。
T2に登場したT-1000とは異なり、アジア系の姿をしているが、変身能力は健在で、この姿も誰かのコピーなのかもしれない。
更に恐怖を増したT-1000
無表情であることはもちろん、ターミネーターには不要のはずのライトを持って追いかけてくるのは人間社会に更に溶け込んだ証とも言える。
腕をナイフのように鋭利にしての攻撃はお馴染みで、何度も何度も近距離で攻撃を仕掛けてくる。
体を柔軟に変化させ、サラたちを襲撃する。もちろん銃での攻撃も仕掛けてきてサラやカイルを追い詰める。
新たな弱点をあらわにする
T-800とサラが用意していた酸性の液体によって溶けてしまう。
この酸性の雨に曝されT-1000は一度は機能を停止するが、酸によってバラバラになってしまった体を復元し終わらないうちに再びサラに襲いかかる。
結局T-800によって再び酸の雨の中に戻され消滅してしまう。T-1000は今作で超低温や超高温以外にも新たな弱点をがあることをあらわにした。