ターミネーター ニュー・フェイトを公開初日に見に行ってきた
2019年11月18日、ついにターミネーター ニュー・フェイトが日本公開となった。公開初日にかなり遠出して東京練馬区の豊島園にある「ユナイテッド・シネマとしまえん」でターミネーター ニュー・フェイトを見てきたので、そのレポートとなる。
なお、作品内容に関しては殆ど触れず、劇場の雰囲気や内容に触れないような鑑賞後の感想などが中心となるので、まだニュー・フェイトをみていないターミネーターマニアのみなさんも安心してご覧いただける。
公開初日の鑑賞に選んだ劇場はユナイテッド・シネマとしまえん
公開初日のターミネーター ニュー・フェイトの鑑賞に選んだ劇場はユナイテッド・シネマとしまえん。豊島園駅はもうかなり前に訪れて以来来ていなかったのだが、自宅の最寄りの駅から1時間以上かかるため電車に乗りながら「場所を間違えたかもしれない」と少し後悔した。
だが、地下鉄の駅を出てすぐに見えるユナイテッド・シネマとしまえんの姿。そのガラス張りの壁にはターミネーター ニュー・フェイトの大きな広告。この時点で電車に揺られた1時間のことはすっかり忘れテンションが跳ね上がった。
中に入ると内側にも外から見たものと同じもの。かなりの迫力があってこれから見るニュー・フェイトへの期待も自然と高まる。
横にはほぼ等身大のムビチケカードの展示もされていた。
実はこの位置、劇場のある2階へと続くエレベーターの麓に展示されている。この写真を撮っている時、後ろで動くエスカレーターから「ダダンダンダダン」と小さい音で聞こえてくる。
最初は気のせいかと思ったが、たしかにターミネーターのメインテーマが流れているように聞こえる。恐らく、エスカレーターのつなぎ目などの問題でそのように聞こえるのだと思うが、是非一度聞いてもらいたい。
劇場での販売グッズは少なめ
ユナイテッド・シネマとしまえんの売店は劇場の規模に比べて小さく、その殆どは飲食物の販売となる。そのため、ターミネーター ニュー・フェイト関連のグッズは非常に限られていた。
その売店にはどうみてもターミネーターマニアであろう先輩方の姿も見られた。もちろんグッズを購入されていたので、公開初日にパンフレット以外を買うつもりはなかったが負けじとクリアファイルを手にレジに向かっていた。
目玉はポップコーンとドリンクのセット。ポップコーンバケットとなっており、2,500円で購入できる。在庫がなくなり次第販売終了となる。
頭を開けると中に袋に入ったポップコーンが入っているというもの。
袋に入っているため、清潔ではあるものの劇場で食べる際は普通のものに比べて袋の音が出るので注意が必要。
新宿駅にいた柱から出てくるRev-9も私達を歓迎してくれている。一通り見て回り、ニュー・フェイト鑑賞の心の準備を整える。
時は来た。いざ、鑑賞だ。ニュー・フェイトが上映される劇場は既に観客でいっぱいであった。
ターミネーター ニュー・フェイトを鑑賞して
ターミネーター ニュー・フェイト鑑賞中は、涙が溢れるシーン、怒涛のアクションシーン、そして笑い。色々な感情が入り交じっていた。
なぜT-800がいて、グレースが来て、ダニーがRev-9に命を狙われるのか。サラは今までどこで何をしていたのか。ジョンの安否は、そもそもRevシリーズって凄すぎない!?色々な思いを持って自分の座席に座り、時間が経過していくにつれて段々それらの答えが示される。
そういった答えが、涙を誘い、アクションシーンでは手に汗を握り、ふとしたところで笑えるのだった。
とにかくRev-9が強くて怖くて夢に出そう
今作でダニーの命を狙うRev-9は強くて早い。動きや表情も怖い。骨格もT-800に比べるとシャープで肉抜きされており、その姿はイカしてると思える部分と怖い部分の両面を私に与えていた。
まだDVDもなく、ターミネーターのテープが擦り切れるほど毎日毎日ターミネーターとターミネーター2を見ていた日々。数ヶ月に一度、T-800やT-1000に追い回される夢を見ていたことがあった。
ニュー・フェイト鑑賞後、来る時はお出迎えしてくれたRev-9の姿を見た時「夢に出そうだな」と自然と恐怖の部分を強く感じた。個人的にRev-9はT-1000の恐怖を塗り替える殺人マシーンとなった。優しい笑顔も怖い。
ニュー・フェイト鑑賞前にT2を復習しておいて良かった
ニュー・フェイトを見る前日にT2を見ながらニュー・フェイトの事を考えていた。これがまさに正解で、全部のセリフを暗唱できるマニアも是非ニュー・フェイト鑑賞前に(できればターミネーターと)T2を見てもらいたい。
過去から現在に至るまでのサラの思い、これから起こること、未来で起きていること。そして明かされる真実とラスト。過去作品を見ているのと見ていないのでは感じ方が格段に違うハズである。
T2だけではあるものの、前日に過去の作品を見ておいて本当に良かったと感じた。
ついに公開初日を迎えたターミネーター ニュー・フェイトに対する思い
「正当な続編」と言われ、かなりハードルが上がっている上に、3以降の作品に対してどうなのか、とも感じながらあっという間にこの日がやってきた。
リンダ・ハミルトンのカムバックでも衝撃的だったのに加え、ジョン・コナーとしてエドワード・ファーロングがカムバックする話。日に日に色々な素晴らしい情報が入ってくるものの、そういった情報を仕入れてしまうのが怖くもあった。
自分自身、T3が発表される何年も前にT3の妄想シナリオはいくつも考えていたにも関わらず、もうサラとジョンの元にターミネーターは来ないでほしいという思いもあった。なのでニュー・フェイトは物凄く楽しみな作品でありながら、「正当な続編」なだけに見るのが怖い作品でもあった。
邦題がDark Fateからニュー・フェイトに変更され、実際に映画を見てみるまで楽しみな半面ハラハラしていたが、鑑賞後「これはニュー・フェイトでありダーク・フェイトだ」と確信した。
思う部分はあるものの、ザクッと面白い。それに尽きる。映画館へはあと数回足を運ぶ予定だが、ブルーレイを手に入れた後は何度も何度も見返してそれこそディスクを読むレンズがダメになるまで見れそうな、テープが擦り切れる程見た過去作品に並ぶ作品となったと私は感じた。